夏にしか楽しめない景色と「ひんやりグルメ」も！日本の原風景が広がる大内宿で冬とは異なる風情を感じてみて！

Chu! PRESS

2024.07.19

#大内宿

#ひんやりグルメ

一番人気は、自家製ブルーベリーソースのかき氷。中にはたっぷりのブルーベリーが入っていて、ボリューム満点！ふわっとした氷は、口に入れた瞬間に溶けていき…ブルーベリーの甘酸っぱさに、練乳のコクが際立つ。

変わり種の赤べこにも出会える

店内には、漆器やアクセサリーなど会津地方の様々な伝統工芸品が並ぶ。キラキラ輝く、とってもオシャレな赤べこの姿も！「訪れた人に、会津のすばらしい伝統工芸に触れてもらいたい」との思いでお土産物を集めた、オシャレなカフェだ。

伝統を守りつつ、新しい風を吹き込んでいるカフェ

外に出てふと見上げると、店を覆うのはかやぶき屋根。そんなかやぶき屋根が並ぶ街並み。そう、ここは下郷町にある大内宿だ。標高約650mの高地にあり、緑の山々に囲まれた涼しげな雰囲気を醸し出している。耳をすませば、心地よい水の音が…そんな日本の原風景が感じられる場所だ。

地元の人たちが大切に守ってきた原風景

江戸時代に、会津と日光を結ぶ宿場町として栄えた大内宿。現在はこの街並みが国の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されていて、「売らない・貸さない・壊さない」の3原則を柱に、住民みんなで守っている。

雨が降ると、かやぶき屋根の上の苔の色が鮮やかに

そんな大内宿の象徴ともいえるかやぶき屋根は、約20年に1回「ふき替え作業」が行われる。ここには30棟以上のかやぶき屋根の建物があるため、年に2〜3軒ずつ順番に作業する。

かつては専門の職人がいたが、時代のあおりを受けて人手不足に。そこで立ち上がったのが、地元の青年たち！「自分たちのところは、自分たちで守る！」と、20年ほど前から廃校になった小学校の教室で、かやぶきの技術を磨いている。

最近も、ふき替え作業が行われた

このかやぶき屋根の上にこんもりと雪が積もった風景…大内宿といえば、そんな冬のイメージをもつ人も多いだろう。しかし、雪の季節以外は、かやぶき屋根の街並みを存分に堪能でき、また違った風情を感じられる。

まさに絶景…！

そして、大内宿の代名詞と言えば「ねぎそば」。趣深い囲炉裏がある空間で、1本丸ごとのネギを箸の代わりにして食べるのが、大内宿の流儀だ。

はずせない定番グルメ

食べている途中で薬味がほしくなったら、ネギをかじって食べる。そんなとっておきの食べ方を楽しめる名物。県民8年目となる直川貴博アナウンサーも、その流儀はお手のもの！少し辛味のあるネギに、弾力のあるそば…ここでしか味わえない絶妙なおいしさだ。

そばをすすったら、ネギをひとかじり！

こちらの食堂「山形屋」にも、夏にぴったりの「ひんやりグルメ」が。それが「日光蔵元天然氷もも」だ。かつて大内宿を利用した旅人の発着点、日光から運ばれてきた天然の氷を使っている。彩るのは、くだもの王国福島が誇るモモのシロップだ。まさに、夏の味覚！

シャリシャリ食感！

かつて江戸の宿場町として栄えた大内宿は、今も訪れた旅人をやさしく迎えてくれる場所。コロナ禍で半減した観光客も、去年は93万人にまで復活！震災前の水準にまで戻ってきた。夏休みに入るまでの期間、特に午前中は比較的空いているため、のんびり観光できるという。

日本の原風景を今に残す街並みを散策しながら、「ひんやりグルメ」を満喫！とっておきの会津の夏を過ごせそうだ。

Chu!PRESS編集部

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