2003.05.26
ほろ苦い懐かしさに浸る
先日、YELLOW MAGIC ORCHESTRA(YMO)のCDを借りた。『情報ツウ』で某メーカーが懐かしのCD付きチョコレートを発売する話題を見たのがきっかけ(*1)。その懐かしのCDの中にYMOの『雷電(RYDEEN)』が入っていて、無性に聞きたくなったのだ。
そう、ワタシは何を隠そう(って隠してもいないが)YMOファンだった。
そして何を隠そう(これは隠していたかもしれない)YMOのコピーバンドを作った事もあったのだ。
コピーバンドは中学2年の頃に級友と作った。
ピアノが弾けてハンサムなA君は、当然教授のパート。リズム感がよくて背格好も何となく高橋幸宏氏似のS君はドラム担当。ボクは…和音は弾けないが単音なら練習すれば弾けそうだという消極的な理由で、キーボードベース担当。
当時ローランドのモノフォニック(単音しか音が出せない)シンセサイザーが定価で7万9800円した。5千円値切って秋葉原で買ったのは、中学生だったボクにとって史上最大の買い物だった。
CDを店で探すのにほんのちょっと時間をとったものの(*2)、借りたのは“SOLID STATE SURVIVOR”。初回プレスは四半世紀ほど前の79年9月25日。赤い人民服が懐かしい。ワタシにとって“INSOMNIA”と言えば、鬼束ちひろさんではなくYMOなのだ(マニアック〜)。
“TECHNOPOLIS” “RYDEEN” “BEHIND THE MASK” “SOLID STATE SURVIVOR”などを聞くと、右手がちゃんと動いてくれる。ベースパートのメロディーを覚えているのだ。
ジャケットのORCHESTRAの字体は、某出版社の電子ブロックに出てきそうな記号化されたデザインで、よく真似して書いた。
なんて思いながら縮刷ジャケットの裏面を見ていたら、列挙してある曲名の1曲目と5曲目の前に何やら文字が…。目を凝らして見ると、1・2の文字。
そうだ。昔はA面B面というのがあったっけ。CDならアルバム全体で考える曲の配列も、LPの頃は片面約25分の2部構成だ。回るレコードの一発頭出しは至難の技、大事なLPに傷をつけるとボクの心も同じ位傷ついた。
因みに中学3年の文化祭での発表を目指したコピーバンドはと言うと、結局受験勉強などに忙しかったのか1回もステージに立つ事なく空中分解し、ボクのシンセサイザーが人前で音を奏でる事は二度となかった。
ワタシにとってYMOは、甘〜いチョコレートを頬張ってちょうど良い位の、ほろ苦い想い出とともにある。
*1…見逃した方は、5月23日の三富アナの日記にGO!必読です。
*2…最初「イ」の所を探したんですよ。そしたら「ワ」の方にありました。ワタシにとっては今でも「ワイ・エム・オー」ではなく「イエロー・マジック・オーケストラ」です。
そう、ワタシは何を隠そう(って隠してもいないが)YMOファンだった。
そして何を隠そう(これは隠していたかもしれない)YMOのコピーバンドを作った事もあったのだ。
コピーバンドは中学2年の頃に級友と作った。
ピアノが弾けてハンサムなA君は、当然教授のパート。リズム感がよくて背格好も何となく高橋幸宏氏似のS君はドラム担当。ボクは…和音は弾けないが単音なら練習すれば弾けそうだという消極的な理由で、キーボードベース担当。
当時ローランドのモノフォニック(単音しか音が出せない)シンセサイザーが定価で7万9800円した。5千円値切って秋葉原で買ったのは、中学生だったボクにとって史上最大の買い物だった。
CDを店で探すのにほんのちょっと時間をとったものの(*2)、借りたのは“SOLID STATE SURVIVOR”。初回プレスは四半世紀ほど前の79年9月25日。赤い人民服が懐かしい。ワタシにとって“INSOMNIA”と言えば、鬼束ちひろさんではなくYMOなのだ(マニアック〜)。
“TECHNOPOLIS” “RYDEEN” “BEHIND THE MASK” “SOLID STATE SURVIVOR”などを聞くと、右手がちゃんと動いてくれる。ベースパートのメロディーを覚えているのだ。
ジャケットのORCHESTRAの字体は、某出版社の電子ブロックに出てきそうな記号化されたデザインで、よく真似して書いた。
なんて思いながら縮刷ジャケットの裏面を見ていたら、列挙してある曲名の1曲目と5曲目の前に何やら文字が…。目を凝らして見ると、1・2の文字。
そうだ。昔はA面B面というのがあったっけ。CDならアルバム全体で考える曲の配列も、LPの頃は片面約25分の2部構成だ。回るレコードの一発頭出しは至難の技、大事なLPに傷をつけるとボクの心も同じ位傷ついた。
因みに中学3年の文化祭での発表を目指したコピーバンドはと言うと、結局受験勉強などに忙しかったのか1回もステージに立つ事なく空中分解し、ボクのシンセサイザーが人前で音を奏でる事は二度となかった。
ワタシにとってYMOは、甘〜いチョコレートを頬張ってちょうど良い位の、ほろ苦い想い出とともにある。
*1…見逃した方は、5月23日の三富アナの日記にGO!必読です。
*2…最初「イ」の所を探したんですよ。そしたら「ワ」の方にありました。ワタシにとっては今でも「ワイ・エム・オー」ではなく「イエロー・マジック・オーケストラ」です。
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