2022.03.10
with a camera in Nishiaizu Town 3-4
「ぶらカメ」西会津町篇(3度目)のその4です。
その1「屋号が下がる元宿場町 昔懐かしい農具は現役!?」は、こちらをクリック。
その2の「大山祇神社の菓子も作る老舗菓子店」はこちらをクリック。
その3の「日本家屋でイタリア料理とたい焼き?からの~…」は、こちらをクリック。
その1「屋号が下がる元宿場町 昔懐かしい農具は現役!?」は、こちらをクリック。
その2の「大山祇神社の菓子も作る老舗菓子店」はこちらをクリック。
その3の「日本家屋でイタリア料理とたい焼き?からの~…」は、こちらをクリック。
日本家屋をリノベーションしてイタリア料理を提供しているKURA.では、貸し出した土間にたい焼き屋さんが入っています。そして反対側の一室には、チャレンジショップが入っています。行ってみると、日本人スタッフが
「オーストラリアから移住した方が、コーヒーとビーガン料理を提供しています。良かったら寄っていって下さい。」
と声をかけて下さいました。
「オーストラリアから移住した方が、コーヒーとビーガン料理を提供しています。良かったら寄っていって下さい。」
と声をかけて下さいました。
「KURA.」の横には、チャレンジショップが。 |
「良かったら、どうぞ~」 |
こちらはカウンターと幾つかの席があります。中では外国人の女性が作業をしています。
「美しい場所で、人が優しくて、好きになり移住しました。雪かきはちょっと大変だけど…。」
「美しい場所で、人が優しくて、好きになり移住しました。雪かきはちょっと大変だけど…。」
5人前後が入れる、小ぢんまりしたお店だ。 |
こちらが愛称”キム”さん。オーストラリアから来日。 |
という趣旨の事を英語で話すのは、オーストラリア人の通称キムさん(名前の一部をニックネームにしています)。もう一人のオーストラリア人と一緒に西会津町に移住して、今は土日にチャレンジショップでコーヒーや料理を提供しています。この日は、既にアップルパイを作ってありました。これもまた美味しそうですが、済みません、パスタとピザとたい焼きがお腹を満たしていたので、コーヒーだけ頂く事にします。
キムさんが、会津産のリンゴを使ったアップルパイを手作り。 |
カスタードクリームが入っているそう。 |
店で使うコーヒーがカウンターに並べてあります。
「コーヒーは、喜多方のお店から仕入れているんです。」
知っている人が見れば、どこのコーヒー店のものか分かるかもしれません。炒り方や豆の風味などで名前が区別されています。その中でも、そのホンジュラス産のコーヒーを淹れてもらいました。
「コーヒーは、喜多方のお店から仕入れているんです。」
知っている人が見れば、どこのコーヒー店のものか分かるかもしれません。炒り方や豆の風味などで名前が区別されています。その中でも、そのホンジュラス産のコーヒーを淹れてもらいました。
使っているコーヒーが、カウンターに並べてある。 |
喜多方のお店で作っているものだと言う。 |
ここのコーヒーの特徴は、その場で挽いて淹れてくれる事なのですが、目の前で挽いて淹れてくれるところを見ていて気付いた事があります。
温度が設定できるヒーターでお湯を沸かす。 |
挽き立てコーヒーを…。 |
豆を挽き、カップを温め、お湯を注ぎ、様子を見ながら注ぎ足す姿は、まるで抹茶を点ててもらう時の所作のような美しさがあるのです。
コーヒーの粉を入れ、湯を注ぐ様子は… |
茶の湯に通じる所作の美しさが。 |
外の光を受けて湯気が上る中、コーヒーと対話するように淹れる姿を見ていると、待ち時間が苦になりません。
このホンジュラス産の、キムさんの手によって淹れられたコーヒーは、酸味が適度にありすっきりした美味しい味わい。苦みは強くなく、さらっとしていて、香り高いコーヒーでした。
このホンジュラス産の、キムさんの手によって淹れられたコーヒーは、酸味が適度にありすっきりした美味しい味わい。苦みは強くなく、さらっとしていて、香り高いコーヒーでした。
所作を楽しむなら、カウンターの奥側を陣取るべし。 |
ホンジュラス産のコーヒーが入った。 |
“It’s a present.”(これ、差し上げます)
と出されたのは、「生チョコあずき」(150円)。会津の小豆で作った餡子を生チョコで包んであります。
と出されたのは、「生チョコあずき」(150円)。会津の小豆で作った餡子を生チョコで包んであります。
撮影に気を遣って、スイーツをサービスしてくれた。 |
生チョコあずき。美味しそう~♪ |
割ってみると、漉し餡でしょうか。”mixture“と言っていたので、餡子とチョコも混ぜてありそうです。
頂くと…最初にチョコの甘さと苦さが来るのですが、その後に小豆の風味と餡子の優しい甘さが追いかけてきます。合間にこの「生チョコあずき」をキムさんが器用にくるくる丸めながら作っています。和洋折衷のスイーツを作っているキムさんを見ると、生チョコあずきに会津とオーストラリアの融合が重なるように感じます。
頂くと…最初にチョコの甘さと苦さが来るのですが、その後に小豆の風味と餡子の優しい甘さが追いかけてきます。合間にこの「生チョコあずき」をキムさんが器用にくるくる丸めながら作っています。和洋折衷のスイーツを作っているキムさんを見ると、生チョコあずきに会津とオーストラリアの融合が重なるように感じます。
見ての通り、中は滑らかな舌触りだった。 |
この日はこんなメニュー。 |
「将来は、私達のお店専用のブレンドを開発してみたいわ。」
そう話すキムさんは、ずっと日本で暮らしたいそうです。
キムさんの開くお店「a little joy」は、KURA.の隣のスペース「いろどり」で、土日の正午から午後4時まで営業しています。
そう話すキムさんは、ずっと日本で暮らしたいそうです。
キムさんの開くお店「a little joy」は、KURA.の隣のスペース「いろどり」で、土日の正午から午後4時まで営業しています。
店独自のブレンドを出してみたいという。 |
このポスターが目印。似顔絵を起き上がり小法師風にデザイン。 |
西会津町を旅してみて、キムさんも話していた通り自然が豊かで、人が親切で温かい所だと改めて感じました。そして旧宿場町ではその歴史も大切にしながら、冬は雪と折り合いながら、西会津町ならではの生活を営み、楽しんでいるのが伝わってきました(そう言えば、雪かきをエクササイズにして楽しもう、という取り組みをしたのも、西会津町です)。個人的にまた行ってみたくなる町でした。
歴史を街並みに残す皆さん。 |
老舗も馴染みの甘味から今どきのスイーツまで作る。 |
次回はしなだマンが、この週末に鮫川村を訪れます。どうぞ宜しくお願い致します。
チャレンジショップには日本、西会津町大好きオーストラリア人も。 |
素人なんて、謙遜なさらずに…。 |
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