2024.06.27
with a camera in Minamiaizu Town 3-3
「ぶらカメ」南会津町篇3巡目その3です。
その1「南会津と言えば祇園祭 7年以上ぶりの“屋台の組み立て現場”に遭遇」は、こちらをクリック。
その2「スタイリッシュな案山子の制作者は⁈ & 薪に可愛いいたずら書き」は、こちらをクリック。
その1「南会津と言えば祇園祭 7年以上ぶりの“屋台の組み立て現場”に遭遇」は、こちらをクリック。
その2「スタイリッシュな案山子の制作者は⁈ & 薪に可愛いいたずら書き」は、こちらをクリック。
本大屋台は、だいぶ組み立てが進んでいました。正面の竜の彫刻や、同じく彫刻が施された壁、子供歌舞伎を演じる舞台の幕等をつけていきます。
大屋台に屋根も上がり、幕もついた。 |
中は二層で、この紐で幕の上げ下げを行う。 |
会長も、
「そこは提灯をかけるところ。ロープはその上を通すの。」
「そこは提灯をかけるところ。ロープはその上を通すの。」
会長から指示がとぶ。 |
提灯をかけるところにロープを通していたらしい。 |
「この板は、内外逆。今度はちょっと出過ぎてる。」
等、指示を飛ばしつつ、若い世代に屋台のあるべき形を教えていきます。
等、指示を飛ばしつつ、若い世代に屋台のあるべき形を教えていきます。
板がはまる前に、中の若い世代と会話。 |
サイズがぴったりなので、はめるのも一苦労。 |
屋台はかなりスピードが出るので、人などを巻きこまないよう車輪の周りを囲みます。
「いま人が減っているから、どうやって継いでいくかが課題。いまはまだ若い人も来てくれているから良いけど、これから先は後継者が少なくなっていくでしょうね。」
少子化と祭りや文化といった伝統の継承問題は、どこも同じです。
「いま人が減っているから、どうやって継いでいくかが課題。いまはまだ若い人も来てくれているから良いけど、これから先は後継者が少なくなっていくでしょうね。」
少子化と祭りや文化といった伝統の継承問題は、どこも同じです。
車輪の回りに囲みをつける。 |
分解・組み立てで、大屋台の構造を学ぶ。 |
時には祭りに向けて血が騒ぐのか、会長自ら作業をする場面も。
大屋台の完成間近。 |
会長自ら手伝う場面も。 |
町の印が入った天幕や、「健康第一」・「五穀豊穣」等と書かれたぼんぼり状のものをつけ、
天幕は町の印が目立つ色の組み合わせだ。 |
宵は灯りが大屋台を照らす。 |
最後に「本」の字が見えるようにぐるりと提灯を飾り、
最後は庇の下を提灯が囲む。 |
昼間は金銀の短冊が、風に揺れてきらきら光る。 |
車輪を隠すように幕を垂らせば完成です。
長い幕で大屋台の下部を覆う。 |
こちらが本大屋台(後は祭り本番を待つ)。 |
最後は車止めを外し、格納庫にしまい、再び固定を兼ねて車輪を浮かすジャッキをかませます。
「全重量が車輪にかかるので、普段は浮かせておかないと、車輪がもたないんです。」
「全重量が車輪にかかるので、普段は浮かせておかないと、車輪がもたないんです。」
大屋台の中も見事。 |
格納庫の中へ…。 |
これで屋台の仕組み・分解・組み立てを継承し、午前の部は終了。
「夜は『直会(なおらい)』です。」
つまり親睦の飲み会の事。南会津町は酒処ですので、昼間の労働と相まって、一層美味しく感じられる事でしょう。
「屋台が出るのは22日と23日。夜は提灯にろうそくの明かりがともって、炎がゆらぐのがまた趣があるんですよ。」
是非宵の屋台も見てみたいものです。
「夜は『直会(なおらい)』です。」
つまり親睦の飲み会の事。南会津町は酒処ですので、昼間の労働と相まって、一層美味しく感じられる事でしょう。
「屋台が出るのは22日と23日。夜は提灯にろうそくの明かりがともって、炎がゆらぐのがまた趣があるんですよ。」
是非宵の屋台も見てみたいものです。
一仕事を終えた皆さん。 |
会長、午前の部の締めの挨拶。 |
今年の会津田島祇園祭は7月22日から24日の3日間。今年も会津田島祇園祭の成功を祈念しております。突然にも関わらず、色々な話を聞かせて頂き、有難う御座いました。
「お疲れ様でした!」 |
祭りが滞りなく進みますように!! |
案山子の衣装担当の奥様から伺った、「おくらいり」なる美味しい最中を探していると…、旧舘岩村にありました。こちらが『御蔵入(おくらいり)』を製造販売している「亀屋」です。
現在は旧舘岩村の店が、『御蔵入』を製造販売。 |
作り方を引き継いだ亀屋。 |
「元は別の店で作っていたんだけど、うちの息子が作り方を教わって同じ作り方で作っています。パッケージも前の店の時と同じなんです。」
どうやら前の店は後継者がいなかったようで、お菓子の名前と作り方を譲り受けたのだそうです。
どうやら前の店は後継者がいなかったようで、お菓子の名前と作り方を譲り受けたのだそうです。
御蔵入とは、江戸時代幕府直轄領の呼び名だそう。 |
このパッケージは、前の店の時と同じだそう。 |
「中が、栗・ぶどう・くるみの3種類あるんです。」
前回の古殿町で出会った最中は1つの最中に3種類のあんを入れた三色最中でしたが、こちらは3つの味が別々に楽しめます。
小豆のあんこを使っているのは栗だけというので、母の実家が製餡所だった私としては、栗からいきます。
前回の古殿町で出会った最中は1つの最中に3種類のあんを入れた三色最中でしたが、こちらは3つの味が別々に楽しめます。
小豆のあんこを使っているのは栗だけというので、母の実家が製餡所だった私としては、栗からいきます。
8個入りを開けると、くるみと栗が3つずつ、ぶどうが2つ入っていた。 |
やや小粒の最中。おやつにぴったりだ。 |
形は栗のような形で、可愛らしい! こしあんの滑らかな舌触りに程よい甘さが、ほっくりとした栗の美味しさを邪魔しません。またサイズがちょうど飽きずに頂ける大きさなのも、間食にぴったり。ちょっと渋めのお茶で口の中の甘さを中和させるように流し込むと、あら不思議、もう1つまた欲しくなります。
最中の皮には、左側に「亀屋」の文字。 |
割ると、中から栗(右側)が顔を出す。 |
ぶどうは、癖のない白あんの甘さにぶどうの酸味がたまりません。くるみは、白あんの中のくるみの香ばしさと歯応えが良いアクセントになっています。それぞれに違う味わいが楽しめます。
「息子が一人で作っているんですが、御蔵入は人気があって、作るのが間に合わないくらいなんですよ。」
「息子が一人で作っているんですが、御蔵入は人気があって、作るのが間に合わないくらいなんですよ。」
こちらは、くるみ。白あんとの相性も好い。 |
息子さん一人で作るには、人気もあって大変らしい。 |
「御蔵入」は1個155円で、亀屋や会津田島駅、旧田島町のヨークベニマル、道の駅などでも買う事が出来るそうです(ただばら売りしているかどうかは聞くのを忘れました。会津田島駅では、6個入り等が売っていました)。(つづく)
会津鉄道の会津田島駅。 |
売店では、有名なままどおると肩を並べて販売されていた。 |
「きこりの店」とは…どんな店だろう? |
熊さんと兎さんが「ようこそ」。 |
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