2019.02.05
vacation in Osaka 1
1月の冬休みは、大阪へ。ダルライザーの映画を見たあと、新大阪へ。
翌朝、50年ほど前の大阪万博のシンボル、太陽の塔を見に行ってきた。
太陽の塔は万博記念公園の中にあり、公園の外からもよく見える。
去年からか、塔の内部が公開されている。前日までに予約が必要で(定員制)…ってこれを知ったのがガイドブックを読みながら移動していた前日の新幹線の中だったのだが、いまはスマホで予約が出来るので有難い、朝10時の回を予約して、30分前を目指して行った。
翌朝、50年ほど前の大阪万博のシンボル、太陽の塔を見に行ってきた。
太陽の塔は万博記念公園の中にあり、公園の外からもよく見える。
去年からか、塔の内部が公開されている。前日までに予約が必要で(定員制)…ってこれを知ったのがガイドブックを読みながら移動していた前日の新幹線の中だったのだが、いまはスマホで予約が出来るので有難い、朝10時の回を予約して、30分前を目指して行った。
最寄り駅を下りて、公園へ向かう陸橋の上から。約70mの高さがあるという。 |
入り口前には20人前後のお客さんが並んでいる。入場10分程前位に入り口が開き、予約と照会して入場が始まる。スマホでQRコードを表示して確認をするのだ。
…ぴっ
照会終了。中へ進むよう促される。ところが後ろの人が
…ぴっ
「あの、ご予約が明日になっているのですが、大丈夫ですか?」
「あ、そうですか!?」
予約を間違ってしまった方は、この日どう過ごしたのだろう。なんとも御気の毒である。
…ぴっ
照会終了。中へ進むよう促される。ところが後ろの人が
…ぴっ
「あの、ご予約が明日になっているのですが、大丈夫ですか?」
「あ、そうですか!?」
予約を間違ってしまった方は、この日どう過ごしたのだろう。なんとも御気の毒である。
太陽の塔を下から望む。現在を象徴する「太陽の顔」、上は未来を象徴する「黄金の顔」。 |
中の1階には、まず岡本太郎氏の塔のデザイン画が展示されている廊下があり、途中小窓から太陽の塔を望む事が出来、更に進むと、当時の万博では地下に展示してあった「地底の太陽」(現存しておらず、復元されたもの)が展示され、時間ごとに幾つものプロジェクションマッピングが投影されている。
入ると、岡本太郎氏のデザイン画が展示されている。 |
ここから先、塔の内部のメーンが「生命の樹(せいめいのき)」である。太陽の塔の腕の部分までが吹き抜けとなり、その中を大樹がにょきにょきと伸びている。その樹の枝や根には多くの生物がいて、1階のアメーバなどの原生生物に始まり、上に行くにつれて生物が進化を遂げ、最上部の枝にはネアンデルタール人が現れるといった具合で、壮大な地球生物の歴史を表現している。観覧者はその樹の周りを巡る階段や廊下から、樹の全容を見ていくのだ。高さは40m以上という、とんでもないスケールと発想である。しかも内部照明も色が変わり、異空間に入り込んだ感じがする。これが50年前に造られたなんて…。その着想、表現、規模、科学と技術の進歩を示す万博との対比、全てが「突き抜けて」いて、新しくて、素晴らしい。当時の人も、同じように目を見張り、心を突き動かされたに違いない。これでも展示物は当時より少ない上、全て静止している(当時は展示動物で動いていたものもあったという)。
復元された「地底の太陽」。時間によって光の色などが変わる。 |
尚ここからは建築基準法で1フロアあたり16人以内と決められているようで、人数をカウントしながら入場を許され、見終わるとその一団毎順次上の階へと進む仕組みだ。一部の階段は万博当時エスカレーターだったそうで、腕からは外のフロアに出られたそうだ。今は出るべき「フロア」が無いので、最上部に行くと、生命の樹の空間と、外壁との間に設けられた階段室を下りていく。そこには太陽の塔が出来るまでの写真や歴史紹介もあり、塔内は入ってから出るまで終始楽しめる仕組みだ。
生命の樹の一部。下には原生生物、枝にはクラゲや水生生物が見える。 |
余りに感動してしまい、ちょっとぼーっとしてしまった。余韻がなかなかひかない中、この時の大阪万博の熱気を知る施設へ向かった。同じ公園内にある『EXPO’70パビリオン』だ。万博が開催されるまでの道のりや、当時のチケット、パビリオンを案内した人たちのユニホーム、ポスター、当時の映像等、多くの資料が当時の万博を想起させる。
パビリオンで、嘗ての大阪万博の雰囲気がつかめる。 |
この時既に、LANが組まれ、オペレーション・コントロール・センターが情報の集約を行っていて、(急病人や迷子(迷い大人も)も連絡網やテレビ画面、入場者番号等で情報把握できたという)、電気自動車やワイヤレステレホンがあり、この万博を機に缶コーヒーやプレーンヨーグルトがヒットした…等、驚きや発見も多い。
「坐ることを拒否する椅子」 |
ほかにもイサム・ノグチ氏が造った大型噴水(最大の物で高さ33m!)がある人工池「夢の池」があり、今は水は出ないが、造形だけでも見応えがある。
午後2時を過ぎた。お腹も減って寒かったのと、万博の余韻に浸りたいのもあり、この日の観光はここまで。早めに宿に戻る事にした。
大阪の夕方ワイド番組をザッピング。どこも芸人さんがスタジオにいて、トークで盛り上げていく感じは関西らしい。(つづく)
午後2時を過ぎた。お腹も減って寒かったのと、万博の余韻に浸りたいのもあり、この日の観光はここまで。早めに宿に戻る事にした。
大阪の夕方ワイド番組をザッピング。どこも芸人さんがスタジオにいて、トークで盛り上げていく感じは関西らしい。(つづく)
背面には、過去を象徴する「黒い太陽」もある。 |
全文を読む