2001.08.07
ノスタルジーにひたる
昨日が来るのを私は首を長〜くして待っていました。私の青春の映画とも言うべき懐かしい邦画が、放送されたからです。題名は『転校生』。尾美としのり・小林聡美主演の映画で、NTV系列では何度も放映されているのでご存知の方もいらっしゃるでしょう。あらすじは主人公の斉藤一夫(中学生)が、転校してきた幼馴染の同級生、斉藤一美とひょんな事で中身が入れ替わってしまうという奇想天外な物語。男と女が入れ替わってしまうので、言葉遣いや人間関係などあらゆる違いを体験しながらも、相手を理解し、尊重し、そして最後に……というお話です。
私的な感想(好み)ですが、何と言っても小林聡美演じる斉藤一夫(外見は一美)が絶品です。斉藤一夫は勉強が苦手で8ミリ撮影が好き、機械いじりも得意。ちょっとどじだけど卑怯な事が大嫌いで、他人の気持ちを思いやれる心優しき「オスガキ」なんですが、そんな斉藤一夫(外見は一美)を見事に演じきっています。斉藤一夫という「オスガキ」の格好良さを、女性の小林聡美が格好良く演じてくれているのが、絶品と思う理由なのです。
原作は、『おれがあいつで あいつがおれで』(山中恒・著)。この作品は私が中学1年だった時に雑誌『小6時代』に一年間連載されたもので、学習雑誌の連載小説なんてろくすっぽ読まなかった私が、その月刊誌の『おれが…』だけは欠かさず読んでいました。何故中1の私が『小6時代』を読んでいたかって?それは年子の妹がいたからです。毎月「どうなっちゃうんだろう?」とハラハラしながら読んでいた記憶があります。そして3月号の最終回はこれがまた胸がキュンとくる結末で、頭が(心が)しびれるような余韻の残る名作です。
因みに原作のラストシーンと映画のラストシーンはちょっぴり違っていて、原作のラストシーンよりも後の日の場面が映画のラスト。これもまた名台詞でしてねぇ…心にぐさりと且つじ〜〜んと響くんです。
「いやぁ、映画って本当に良いものですね!」という感動に浸るのと同時に、20年程前の自分も同じように感じていたっけなと、一人ノスタルジーにも浸っていたのでした。
私的な感想(好み)ですが、何と言っても小林聡美演じる斉藤一夫(外見は一美)が絶品です。斉藤一夫は勉強が苦手で8ミリ撮影が好き、機械いじりも得意。ちょっとどじだけど卑怯な事が大嫌いで、他人の気持ちを思いやれる心優しき「オスガキ」なんですが、そんな斉藤一夫(外見は一美)を見事に演じきっています。斉藤一夫という「オスガキ」の格好良さを、女性の小林聡美が格好良く演じてくれているのが、絶品と思う理由なのです。
原作は、『おれがあいつで あいつがおれで』(山中恒・著)。この作品は私が中学1年だった時に雑誌『小6時代』に一年間連載されたもので、学習雑誌の連載小説なんてろくすっぽ読まなかった私が、その月刊誌の『おれが…』だけは欠かさず読んでいました。何故中1の私が『小6時代』を読んでいたかって?それは年子の妹がいたからです。毎月「どうなっちゃうんだろう?」とハラハラしながら読んでいた記憶があります。そして3月号の最終回はこれがまた胸がキュンとくる結末で、頭が(心が)しびれるような余韻の残る名作です。
因みに原作のラストシーンと映画のラストシーンはちょっぴり違っていて、原作のラストシーンよりも後の日の場面が映画のラスト。これもまた名台詞でしてねぇ…心にぐさりと且つじ〜〜んと響くんです。
「いやぁ、映画って本当に良いものですね!」という感動に浸るのと同時に、20年程前の自分も同じように感じていたっけなと、一人ノスタルジーにも浸っていたのでした。
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