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徳光 雅英
徳光 雅英Masahide Tokumitsu
with a camera in Soma City 3-3
 「船橋屋 南店」の建物のオーナーの家に行ってみると、煙突が立っているので、どうやらここでコーヒーの焙煎をしているよう。店舗は無く家が建っているので尋ねてみると、奥様が出て来て
「夫はいま隣の宮城県で試飲会をやっていて出かけています。」
との事。残念。では外景だけ撮影したいとお願いすると、
「開けましょうか?」
とご好意で中を見せて頂きました。
煙突のたつ、こちらが焙煎場。
煙突のたつ、こちらが焙煎場。
中には大きな焙煎機と…
中には大きな焙煎機と…
 焙煎機は2つあり、ここで自家焙煎しているとの事(1つは東北では1台しかない焙煎機との事)。
「焙煎すると、煙突からコーヒーの芳しい香りがしますよ。」
と奥様。
小型の焙煎機が。
小型の焙煎機が。
コーヒー豆の入っていた袋も。
コーヒー豆の入っていた袋も。
 奥様もコーヒーはお好きだそうですが、自家焙煎の詳しい内容はご存じないとの事。次の「ぶらカメ」ではお邪魔するかも知れません。有難う御座いました。
焙煎した時は、この煙突を通して香りが外へ漂う。
焙煎した時は、この煙突を通して香りが外へ漂う。
色々な焙煎方法を研究しているのだろうか。
色々な焙煎方法を研究しているのだろうか。
 続いて百尺観音に行きます。国道6号沿いには、折れる道の角に看板が立っています。
 百尺観音の駐車場を降りてびっくり。草木の上から、大きな観音様の顔がのぞいているではないですか!
国道6号を、この柱を目印に折れる。
国道6号を、この柱を目印に折れる。
うわっ! 草木の上に観音様のお顔が!!
うわっ! 草木の上に観音様のお顔が!!
 ここを管理して40年という女性に話を伺うと、
「この観音様は昭和6(1931)年に、荒嘉明という人が作り始めたのです。」
全体のお姿が見えるのは、この先だ。
全体のお姿が見えるのは、この先だ。
百尺観音の歴史を話してくださった。
百尺観音の歴史を話してくださった。
 世が明治になって、王政復古が叫ばれ、教科書にも出て来る廃仏毀釈という仏教にとっては厳しい時代がありました。だったら国も取り上げる事が出来ない仏様を作ろうと、摩崖仏作りに着手したという話もあるのだそう。
こちらが百尺観音(未完成)。スタッフと比べても大きさが分かる。
こちらが百尺観音(未完成)。スタッフと比べても大きさが分かる。
百尺観音を作っている様子。大がかりだ。
百尺観音を作っている様子。大がかりだ。
 初代・嘉明氏が亡くなっても二代目・保彦氏が継ぎ、かなりの高さまでの観音像になり、白漆喰で綺麗に“お化粧”された時もありました。
「その時の職人さんが『蓮の花の上をピンクにしておいたぞ』って言っていただいたのが、印象的です。」
と管理する女性は話します。
しっくいで白くなった観音様。蓮の先だけピンクに淡く染まっている。
しっくいで白くなった観音様。蓮の先だけピンクに淡く染まっている。
職人さんの粋な計らいを、嬉しそうに話す。
職人さんの粋な計らいを、嬉しそうに話す。
 ところがその後、2011年に東日本大震災が発生。蓮を持つ左腕が揺れで落ちたと言います。
「地震の最中にものすごい音が聞こえて、『摩崖仏が壊れたのでは?』と思いました。」
 揺れの後行ってみると、案の定左腕が落ちて「粉々に」なっていて「片づけるしかなかった」と話します。
現在の百尺観音は、左腕が失われている。
現在の百尺観音は、左腕が失われている。
震災前は、このような左腕があった。
震災前は、このような左腕があった。
 その後は修復もなかなか進まず、三代目・嘉道氏も亡くなり、4代目・陽之輔氏が継ぎ現在に至ります。一部ひび割れも残り、或る意味痛々しい、一方で大部分は奇跡的に残った観音様に
「初めて見た時も、今の姿も、言葉になりません。」
と百尺観音への“感動”を隠しません。
 90年以上、四代に亙って築き上げた百尺観音は、いまも相馬の平穏を祈っています。
手前の池には初夏に蓮の花が咲き、観音様に花を添える。
手前の池には初夏に蓮の花が咲き、観音様に花を添える。
今も相馬市を見守っている。
今も相馬市を見守っている。
 さて一通り出会った方のお勧めスポットを伺い、今度は当てもなく大きな公園のある所にいきますが、外で遊ぶ子どもの姿は0。ところが駐車場にそれなりの車があります。
 歩いて駐車場に向かう父子に話を伺うと、
「屋内遊び場がありますよ。」
駐車場に車はあれど、公園には人影なし。
駐車場に車はあれど、公園には人影なし。
駐車場へ向かう親子連れによると、後ろの建物内に遊び場があるらしい。
駐車場へ向かう親子連れによると、後ろの建物内に遊び場があるらしい。
 実は2人も今まで屋内遊び場で楽しいひと時を過ごしてきたところ。お子さんは一生懸命「2歳」と指で教えてくれました。
何歳か息子さんに尋ねると、
何歳か息子さんに尋ねると、
2歳と教えてくれた。格好良いぜ!
2歳と教えてくれた。格好良いぜ!
 屋内遊び場のある「相馬市尾浜交流館」は令和2年に出来たばかり。時間入れ替え制ですが、無料で遊べるとあって、この日も親子連れが来ていました。
遊び場は「相馬市尾浜(おばま)交流館」の中に。
遊び場は「相馬市尾浜(おばま)交流館」の中に。
相馬市民でなくても利用可能だ。
相馬市民でなくても利用可能だ。
 こちらは照れ屋の娘さん。照れるあまり、変顔で我々をお出迎え。でも慣れてくるとこの笑顔を見せてくれる、可愛らしいお嬢さんでした。
照れるあまり、変顔に。
照れるあまり、変顔に。
最後はとびきりの笑顔を見せてくれた。
最後はとびきりの笑顔を見せてくれた。
 空気で膨らんでいるエアートラックでは、子ども達が走ったり跳ねたり。
空気のクッションが入っているトラック。
空気のクッションが入っているトラック。
走る!跳ねる!
走る!跳ねる!
 そしてこちらは姉妹で遊びに来ていました。
 お姉ちゃんに夏の思い出を尋ねると、
「北海道に行った事」
が一番の思い出だとか。親戚の家が北海道にあったそうです。次に行ってみたいところを尋ねると、
6歳と1歳の姉妹。
6歳と1歳の姉妹。
この夏の思い出は、北海道に行ったこと。
この夏の思い出は、北海道に行ったこと。
「東京」
 実はお父さんの家へ行ったのだそうですが、
「狭かった。」
との事。お父さんに事情を聴くと、
後ろの手すりにつかまって答える様子が、
後ろの手すりにつかまって答える様子が、
ポーズをとっているように見えなくもないのが可愛い。
ポーズをとっているように見えなくもないのが可愛い。
「今東京に単身赴任をしていまして、土日は自宅に帰っているんです。」
 東京のお父さんの家って、実家でなく単身赴任の家だから狭かったんだね。合点がいきました。
 お姉ちゃんは来年小学生。ランドセルはお気に入りのベージュ色を買ってもらったそうですが、まだ封を開けていないそう。
単身赴任先の東京の家に、来たことがあったのだ。
単身赴任先の東京の家に、来たことがあったのだ。
これだけ可愛い子どもがいると、週末は帰りたくなるわなぁ。
これだけ可愛い子どもがいると、週末は帰りたくなるわなぁ。
「妹が絵を描くのが好きで、どこでも絵を描いちゃう。」
 それでお父さんのいる時でないと、ランドセルを出せないのだそう。きょうかあすにはランドセルを出せそうだね。(つづく)
お姉ちゃんは、妹さんの面倒見が良さそうだ。
お姉ちゃんは、妹さんの面倒見が良さそうだ。
姉妹でピース♪
姉妹でピース♪
 無事取材も終わり、施設の担当の方に相馬市のお勧めの人や場所を尋ねると、スタッフの一人に意外な知り合いが!

その4「6畳間に2600年の歴史が詰まる 電気と電波の伝道師」は、こちらをクリック。
スタッフの一人が、心当たりを…。
スタッフの一人が、心当たりを…。
実は電気・電波の楽しさを伝える”伝道師”だった。
実は電気・電波の楽しさを伝える”伝道師”だった。
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