2022.02.24
with a camera in Kitakata City 2-1
『ゴジてれChu!』木曜恒例「ぶらカメ」のコーナー、今回は福島県は会津の北部、ラーメンと蔵の町、喜多方市にお邪魔しました。「ぶらカメ」で喜多方市にお邪魔するのは、今回が2回目です。
今回はラーメンと蔵の町、喜多方市だ。今も街並みに昭和感が残る。 |
雪国らしく、つららもあちこちで見られる。 |
喜多方市は面積550平方キロ余、人口約4万4千人、新潟や山形に隣接し、天気が良ければ飯豊連峰が望めます。その飯豊連峰からの水が綺麗で、米などの農作物や日本酒が美味しい所でもあります。
今年は雪がここ数年では多かったそうで、歩道も民家が無い所は雪で埋もれ、軒先にはつらら、また日中は屋根から雪や氷の塊が落ちて歩道で砕ける音が聞こえてきます。
今年は雪がここ数年では多かったそうで、歩道も民家が無い所は雪で埋もれ、軒先にはつらら、また日中は屋根から雪や氷の塊が落ちて歩道で砕ける音が聞こえてきます。
人家のない所の歩道は、除雪されず雪が積もり放題。 |
暖かくなると、屋根から雪や氷の塊が落ちて来る。 |
朝8時半頃、町中をぶらぶらしていると、交差点を渡ってくるおばあちゃんとお孫さんがいます。
「これから孫と一緒に職場まで…。」
お孫さんと出勤して働ける職場、なかなか進んでいますね。
「いえ、美容室をやっているんですよ。親が後で迎えに来るので、それまで預かっておくんです。いやぁもう自宅から30分以上歩いてきたんですよ。」
「これから孫と一緒に職場まで…。」
お孫さんと出勤して働ける職場、なかなか進んでいますね。
「いえ、美容室をやっているんですよ。親が後で迎えに来るので、それまで預かっておくんです。いやぁもう自宅から30分以上歩いてきたんですよ。」
横断歩道を渡る2人。子どもはちゃんと手を挙げて渡っている。偉い! |
歩いて30分以上の道のりも、へっちゃらだい! |
その間、しりとりをしたそうですが、
「無限に続くんですよ。『ソース』っていうと『酢味噌』で、それで延々…。」
…同じ言葉を使ってもOKなんですね(^-^; そんな無限しりとりをした後でも、5歳のお孫さんは元気そのもの。
「よく喋るし、疲れます。」
と言いながらも、お孫さんと一緒にいられるのは嬉しそう。そんなお孫さんのお気に入りが、恐竜だそう。
「持ってきているのよね。」
「無限に続くんですよ。『ソース』っていうと『酢味噌』で、それで延々…。」
…同じ言葉を使ってもOKなんですね(^-^; そんな無限しりとりをした後でも、5歳のお孫さんは元気そのもの。
「よく喋るし、疲れます。」
と言いながらも、お孫さんと一緒にいられるのは嬉しそう。そんなお孫さんのお気に入りが、恐竜だそう。
「持ってきているのよね。」
無限しりとりに付き合うおばあちゃん。 |
恐竜のぬいぐるみを持ち歩くお孫さん。本当に好きなんだね。 |
おばあちゃんは、わざわざお孫さんの大好きな恐竜のぬいぐるみを手提げに入れていました。
「…サウルス!」
名前を教えてくれたのですが、よく聞き取れませんでした、ごめんなさい。泳ぐそうで、もしかすると「プレシオサウルス」かもです。この時のお孫さんは、本当に嬉しそうです。
「…サウルス!」
名前を教えてくれたのですが、よく聞き取れませんでした、ごめんなさい。泳ぐそうで、もしかすると「プレシオサウルス」かもです。この時のお孫さんは、本当に嬉しそうです。
正確には、おばあちゃんが持ってきてあげているんだけどね。 |
この笑顔を見たら、持って来ざるを得ないか…。 |
お孫さんが走っていきます。もうすぐおばあちゃんの“職場”、美容室です。
「ほら、壊れちゃうよ。」
お孫さんが早く入りたくて、ドアを思いきり引っ張ります。
「散らかっていますけど、どうぞ。」
「ほら、壊れちゃうよ。」
お孫さんが早く入りたくて、ドアを思いきり引っ張ります。
「散らかっていますけど、どうぞ。」
走るお孫さん。お店はもうすぐ…。 |
入りたくて、ドアを懸命に引っ張る。「壊れちゃうよ~」 |
中は靴を脱いで上がるタイプ。昔ながらの個人経営の美容室らしい、懐かしさを感じます。
「ここは平成3年から営業を始めたから、もう30年ね…。」
私がアナウンサーで福島中央テレビに入社したのが平成2年。何だか余計親しみがわきます。
「ここは平成3年から営業を始めたから、もう30年ね…。」
私がアナウンサーで福島中央テレビに入社したのが平成2年。何だか余計親しみがわきます。
店内は2人のお客さんまで並行して対応。 |
おばあちゃんが座る仕事用の椅子にどっかり。 |
「店の前の通りは今は舗装されていますけど、昔は小さな川が流れていて、その脇に桜の木が生えていたんですって。そういうのを知ると楽しくなっちゃって。」
自宅と店は徒歩で30分以上離れているだけに、地元のお客さんから地域の歴史を新たに知る事が出来るのが楽しいと言います。でも、
自宅と店は徒歩で30分以上離れているだけに、地元のお客さんから地域の歴史を新たに知る事が出来るのが楽しいと言います。でも、
こちらの通りは、嘗て小川が流れ、桜が咲いていた。 |
「地域の歴史を知るのが楽しいのよ~」 |
「新型コロナの影響で、うちの常連さんも来る頻度が少なくなっちゃったの…。」
朝は9時からの営業ですが、朝一番の予約は入っていないそう。
「だからきょうは、孫の髪でも切ってあげようかと思って…。」
前回切ったのもおばあちゃんで、2か月前との事。好かったね。
それにしても、お孫さんは親御さんが迎えに来るまで何をしているのでしょう?
「間違い探しが好きなんですよ。」
朝は9時からの営業ですが、朝一番の予約は入っていないそう。
「だからきょうは、孫の髪でも切ってあげようかと思って…。」
前回切ったのもおばあちゃんで、2か月前との事。好かったね。
それにしても、お孫さんは親御さんが迎えに来るまで何をしているのでしょう?
「間違い探しが好きなんですよ。」
常連さんも、新型コロナの影響で来店の頻度が減ったという。 |
こちらが髪を切る前のお孫さん。どんな髪型になるんだろうね? |
それはよく週刊誌などに載っている、2つのそっくりな絵を見比べて、違っている箇所を見つけるもの。私も美容室に行くと本気になってやっていますが、全てを見つけるのがなかなか難しい(んでもって却ってストレスを溜めたりして…)。お孫さんに「全部見つけられるの?」と聞くと、大きく頷きます。
「た~だ、時間はかかりますけどね。」
いえいえ、それでも5歳で見つけられるのですから、凄い事です。
「た~だ、時間はかかりますけどね。」
いえいえ、それでも5歳で見つけられるのですから、凄い事です。
週刊誌の間違い探しが大好きなお孫さん。 |
この目が、間違いを全部探し出す。 |
そんなお孫さんは優しいおばあちゃんが大好き。おばあちゃんがどれくらい好きか聞くと、こんな答が…。
「らぶせん!」
どういう意味合いなのかはかりかねていると、
「ラブが千個って事ね。」
あら~、5歳の男の子がこんな愛情表現を遣うなんて、一層好きになっちゃいますよね。
「いやぁ、口が達者で…。」
おばあちゃん、ぶれません。
「らぶせん!」
どういう意味合いなのかはかりかねていると、
「ラブが千個って事ね。」
あら~、5歳の男の子がこんな愛情表現を遣うなんて、一層好きになっちゃいますよね。
「いやぁ、口が達者で…。」
おばあちゃん、ぶれません。
お孫さんは、おばあちゃんが大好き♪ |
「らぶせん!」 |
お客さんの髪を切る時におばあちゃんが座るであろう一本足の椅子の上で、元気に動くお孫さんに「危ないよ。」と言うおばあちゃん。お客さんか親御さんがお迎えに来るまでは、恐らく2人の丁々発止のやりとりが続くのでした。突然なのに招き入れて下さって、有難う御座いました。
お喋りが達者なお孫さんと丁々発止。 |
お二人の時間にお邪魔しちゃいました。有難うございます。 |
さて喜多方市は昭和以前からの街並みが残る事を生かし、商店街がレトロ横丁として夏のイベント以外でも町の魅力をPRする取り組みをしています。歩いていると、昔懐かしい手描きの映画看板が掲示されています(昔は上映する映画が替わる度に、ポスター代わりに映画館の看板が描き変えられていた)。
町には、昔の映画看板が…。懐かしい。 |
こんな風に家の外に普通に看板が立っている。 |
私は千葉の市街地出身ですが、私が小さい頃の映画館の中には、上映する映画会社が決まっている映画館があったものです。例えば「千葉東宝」「東宝スカラ座」(←こっちが東宝の洋画系)、東映の映画だけを上映する「東映会館」(松竹は京成サンセットかウエストで上映していたかな。記憶違いはご容赦ください)。映画会社には今のプロダクションのように専属の俳優がいて、その俳優の写真が飾ってある映画館もありました。
話を戻して、東映のマークはご存じのように三角に「東映」の文字です。すると、三角に「瀬文」と屋号の入った店があるではないですか!ついには映画看板に飽き足らず、ついに屋号にも歴史ある映画会社のマークをもじってみたのでしょうか?ちょっと確かめてみます…(つづく)。
つづきの「創業300余年の老舗のお孫さんは、『5』と掛け時計が好き」は、こちらをクリック。
話を戻して、東映のマークはご存じのように三角に「東映」の文字です。すると、三角に「瀬文」と屋号の入った店があるではないですか!ついには映画看板に飽き足らず、ついに屋号にも歴史ある映画会社のマークをもじってみたのでしょうか?ちょっと確かめてみます…(つづく)。
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東映のマークと言えばこちら。 |
こちらの屋号は、東映のマークに触発された? |
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