2022.02.24
with a camera in Kitakata City 2-3
「ぶらカメ」喜多方市篇(2度目)のその3です。
その1「朝一で出会ったおばあちゃんとお孫さん お孫さんはおばあちゃんに『らぶ〇〇』」は、こちらをクリック
その2「創業300余年の老舗のお孫さんは、『5』と掛け時計が好き」は、こちらをクリック。
その1「朝一で出会ったおばあちゃんとお孫さん お孫さんはおばあちゃんに『らぶ〇〇』」は、こちらをクリック
その2「創業300余年の老舗のお孫さんは、『5』と掛け時計が好き」は、こちらをクリック。
冠木薬店を後にして町中をぶらぶらしていると、神社があります。今までも鏡石町等をはじめ、神社にお参りすると出会いに恵まれるケースが結構多かったんです。そこで今後の出会いと取材の安全を祈願に、参拝する事に。
見ると、周りにはかなり雪が積もっています。特に灯篭の上にはこんもりと雪が。解けていないという事は、それだけ寒い日が続いているのですね。本来は
見ると、周りにはかなり雪が積もっています。特に灯篭の上にはこんもりと雪が。解けていないという事は、それだけ寒い日が続いているのですね。本来は
歴史がありそうな神社。社殿が立派だ。 |
灯篭の上の雪が、結構すごい事に…。 |
こんな感じで、苔生した趣のある灯篭が参拝者を出迎えるのです。
まずは参拝をして社務所を尋ねると、女性の方が対応してくださいます。
「取材なら宮司を呼びますので、お待ちください。」
対応して下さったのは宮司の奥様で、自宅から朝6時半に来て雪かきをし、再び9時前後に神社に来るとの事。
「朝仕事や用事の前にお参りする方がいらっしゃるので。特に屋根からの落雪があると、お参りする所が雪で入れなくなるものですから…。」
いやぁ、ご苦労様です。
暫くして、宮司が来てくださいました。
「宜しかったら、社殿へどうぞ。」
まずは参拝をして社務所を尋ねると、女性の方が対応してくださいます。
「取材なら宮司を呼びますので、お待ちください。」
対応して下さったのは宮司の奥様で、自宅から朝6時半に来て雪かきをし、再び9時前後に神社に来るとの事。
「朝仕事や用事の前にお参りする方がいらっしゃるので。特に屋根からの落雪があると、お参りする所が雪で入れなくなるものですから…。」
いやぁ、ご苦労様です。
暫くして、宮司が来てくださいました。
「宜しかったら、社殿へどうぞ。」
日が当たって雪が解けたのか、灯篭に苔生しているのが見えた。 |
宮司がわざわざ来て下さった。 |
こちらの神社の正式名称は「北宮諏方(きたみやすわ)神社」。1375年に長野の諏訪大社から勧請されたと言いますから、実に650年近い歴史があります。宮司は33代目にあたるそうです。
中には奉納された数々の額が掲げられています。
「古事記に纏わる日本武尊の話の一部ですね。」
中には奉納された数々の額が掲げられています。
「古事記に纏わる日本武尊の話の一部ですね。」
社殿の中(取材の為特別に撮影・掲載しております)。 |
古事記をモチーフにした額が奉納されている。 |
そして明治に寄贈された額もあります。
「古い神社ですので、氏子をはじめ皆さんの支えでもって改修を重ねて今に至ります。その改修の際のものです。」
そして神社の家紋とも言うべき“社紋”があります。
「喜多方は水が綺麗で米どころでもありますが、昔は暴れ川があったんですね。そこで水や風の神を祀った諏訪大社から勧請して、川が氾濫して田畑を損ねないよう願ったのが始まりではと伝えられています。そこで諏訪大社の梶紋(かじもん)に、川が暴れないよう力強さを表す刀剣を用いてあるようです。」
ご先祖様の切なる願いが、神紋に込められていました。
「古い神社ですので、氏子をはじめ皆さんの支えでもって改修を重ねて今に至ります。その改修の際のものです。」
そして神社の家紋とも言うべき“社紋”があります。
「喜多方は水が綺麗で米どころでもありますが、昔は暴れ川があったんですね。そこで水や風の神を祀った諏訪大社から勧請して、川が氾濫して田畑を損ねないよう願ったのが始まりではと伝えられています。そこで諏訪大社の梶紋(かじもん)に、川が暴れないよう力強さを表す刀剣を用いてあるようです。」
ご先祖様の切なる願いが、神紋に込められていました。
明治時代に改修を行った際に奉納された額も。 |
社紋には、梶の葉に刀剣をあしらってある。 |
地元の人に支え続けられてきた神社ですが、新型コロナで心配な事があると言います。
「毎年夏に例大祭が行われ、太鼓台が出るんですが、新型コロナの影響で2年連続で中止になっているんです。ところが太鼓や笛の演奏は、口伝なんですね。小学4年で習う子どもが習えていないんです。」
もし今年も中止となれば、小学校を卒業してしまいます。
「毎年夏に例大祭が行われ、太鼓台が出るんですが、新型コロナの影響で2年連続で中止になっているんです。ところが太鼓や笛の演奏は、口伝なんですね。小学4年で習う子どもが習えていないんです。」
もし今年も中止となれば、小学校を卒業してしまいます。
新型コロナは、祭りの伝承にも影響を及ぼしていた。 |
例大祭の日には、境内に太鼓台が集結している(以下例大祭の写真は、ポスターを接写させていただきました)。 |
「中学になると部活で太鼓台の練習にはなかなか参加できなくなるので、そこが心配です。この例大祭は喜多方市民のアイデンティティに繋がるもので、これ見たさに帰ってくる若者もいますから。境内に地区ごとの太鼓台が集まって、町を練り歩くんですよ。地元の人はこの祭りの為に休みをとる位です。」
8月2日・3日の2日間に亙って行われます。県民の皆さんなら、二本松市の提灯祭りなどに当たる、地元一番のお祭り、この日の為に一年を過ごす的なものと言えば分かりやすいかも知れません。
8月2日・3日の2日間に亙って行われます。県民の皆さんなら、二本松市の提灯祭りなどに当たる、地元一番のお祭り、この日の為に一年を過ごす的なものと言えば分かりやすいかも知れません。
太鼓台は町にも出ていく。 |
子ども神輿も出るなど、盛り上がる祭りだ。 |
そして社殿の中には、お酒が奉納されています。
「これは喜多方市内の9つの蔵元から、神社にお酒が奉納されます。そのお酒をブレンドして神輿で担いで、それを例大祭の際に振る舞うんです。」
喜多方は米どころ、そして飯豊連峰の伏流水が美味しいので、酒どころでもあります。その奉納酒をブレンドするというのです。
「なかなかブレンドする事は無いと思います。特別な味わいです。」
酒好きの私としては、例大祭に来て味わってみたいところです。その前に、9つの蔵元のお酒を“制覇”しておかないと、ブレンドの味わいの違いが分かりませんね。←飲兵衛は飲む理由を何でもつけられる。
「これは喜多方市内の9つの蔵元から、神社にお酒が奉納されます。そのお酒をブレンドして神輿で担いで、それを例大祭の際に振る舞うんです。」
喜多方は米どころ、そして飯豊連峰の伏流水が美味しいので、酒どころでもあります。その奉納酒をブレンドするというのです。
「なかなかブレンドする事は無いと思います。特別な味わいです。」
酒好きの私としては、例大祭に来て味わってみたいところです。その前に、9つの蔵元のお酒を“制覇”しておかないと、ブレンドの味わいの違いが分かりませんね。←飲兵衛は飲む理由を何でもつけられる。
毎年奉納される、地元酒蔵のお酒。 |
神輿となって担がれ、ブレンドされる。 |
北宮諏方神社の敷地内には、社殿右手に愛宕神社・稲荷神社もあり、春は枝垂桜が綺麗だそうです。
「この雪が解けると、蕾が膨らんできますかね。」
会津北部総鎮守だそうです。喜多方に来た際は、立ち寄りたい厳かな場所です。
閑話休題。
北宮諏方神社にお邪魔した後、町中をぶらぶらしていたら、あのご家族にお会いしました。そうです、この日の最初に取材させて頂いた美容師のおばあちゃんとそのお孫さんです。
その1のエピソードは「お孫さんはおばあちゃんに『らぶ〇〇』」は、こちらをクリック
お孫さんの髪を切るという話でしたが、髪を切ってもらっていました。ビフォーアフターで比べてみましょう。
「この雪が解けると、蕾が膨らんできますかね。」
会津北部総鎮守だそうです。喜多方に来た際は、立ち寄りたい厳かな場所です。
閑話休題。
北宮諏方神社にお邪魔した後、町中をぶらぶらしていたら、あのご家族にお会いしました。そうです、この日の最初に取材させて頂いた美容師のおばあちゃんとそのお孫さんです。
その1のエピソードは「お孫さんはおばあちゃんに『らぶ〇〇』」は、こちらをクリック
お孫さんの髪を切るという話でしたが、髪を切ってもらっていました。ビフォーアフターで比べてみましょう。
今年は神輿で担がれ、ブレンドされるのだろうか。 |
朝出会ったお二人と再会。髪の毛は… |
ちゃんと前髪を梳いてもらって、耳の上もすっきりしました。格好良い~♪
ビフォー |
アフター。前髪、オシャレ~♪ |
さて更に町中をぶらぶらしていると、親子連れ?に出会います。お子さんが多いですね。因みにこの信号、先程の美容室のおばあちゃんとお孫さんに出会った交差点の信号です。私達にとっては出会いの信号です。
市外に住むお母さんと息子さん、そして市内に住む(お母さんから見れば)いとこさんで、聞けばお母さんの実家に来たとの事。
「うち、骨董品店をやっていたんですが、やめちゃったんですよね…。」
あら残念。でも骨董品店を見てみたいものです。
「それなら父に聞いてみますか?」
是非、お願いしま~す!(つづく)
つづきの「3代続いた骨董品店 『損して覚えろ』、そして骨董品店に伝わるお人形さん…」は、こちらをクリック。
市外に住むお母さんと息子さん、そして市内に住む(お母さんから見れば)いとこさんで、聞けばお母さんの実家に来たとの事。
「うち、骨董品店をやっていたんですが、やめちゃったんですよね…。」
あら残念。でも骨董品店を見てみたいものです。
「それなら父に聞いてみますか?」
是非、お願いしま~す!(つづく)
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朝一番に行った交差点に、新たな家族が…。 |
親戚どうしでおじいちゃん家に遊びに来たという。 |
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